沖縄県全体で
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)流行注意報が
発令されてます!!!
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)患者発生状況(第2週 平成28年1月11日~1月17日)
沖縄県内における流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)患者の報告数が、第2週 平成28年1月11日~1月17日において、定点医療機関※あたり2.82人となり、流行が継続していると疑われることを指します。
第2週の報告数の約45%が1~6歳のお子さまです。保育所や幼稚園、小学校等の集団生活で感染する機会が増えると考えられています。おたふくかぜは1歳以降で接種可能ですので、遅くとも集団生活を開始する前までには接種することが望まれます。
※定点医療機関とは・・・
1週間ごとに患者数を報告する医療機関です。あらかじめ、定められている医療機関のみの報告で、全ての医療機関が対象ではありません。(沖縄県では58医療機関が対象)
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)とは
おたふくかぜは、流行性耳下腺炎あるいはムンプスとも呼ばれる、
ムンプスウイルスによる全身性感染症です。
感染経路は基本的には飛沫感染ですが、患者との直接接触や患者の
唾液による間接的な接触感染もあり、3~4年の周期で流行をむかえる
といわれています。
2~3週間の潜伏期間(平均18日前後)の後、耳の下、頬の後ろ側、あごの下など耳下腺部または顎下腺部の腫れと痛みを主症状として、急激に発症します。両側が腫れることが多いですが、片側だけのこともあります。耳下腺の腫れは発症後1~3日でピークとなり、その後3~7日かけてよくなっていきます。発熱は1~6日ほど続きます。
周りの人に感染させる可能性がある期間は、耳下腺が腫れる数日前から腫れが発現して5日を経過するまでとされています。また、中には感染しても症状が現れない「不顕性感染」の場合もあります。おたふくかぜは、低年齢ほど不顕性感染が多いとされていますが、症状がなくてもウイルスが一定期間排出されますので、不顕性感染の人からも感染します。
合併症として無菌性髄膜炎や難聴(ムンプス難聴)を起こすことがあります。最近の調査でムンプス難聴は、おたふくかぜにかかった1000人に1人に起こるともいわれています。また、思春期および成人男子がかかると睾丸炎を起こすこともあります。
判別が必要な疾患として、他のウイルス、コクサッキーウイルス、パラインフルエンザウイルスなどによる耳下腺炎、反復性耳下腺炎などがあります。反復性耳下腺炎とは、耳下腺の腫れを何度も繰り返すもので、軽度の痛みがありますが発熱を伴わないことがほとんどで、1~2 週間で自然に軽快します。おたふくかぜに何度もかかるという場合には、この可能性も考えられます。
おたふくかぜに対する治療法は現在ありません。特にムンプス難聴はかかってしまうと治すことができません。ワクチンによる予防が推奨されています!
宜野湾市では、1歳~2歳未満のお子さまに、任意接種である「流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)」の接種費用を全額公費負担しています。
その他の年齢のお子さまで、おたふくかぜにまだかかってない方、または予防接種をまだ受けていない方は、自己負担(8000円~9000円程度)となりますが就学前までに予防接種を受けることをご検討ください。
任意予防接種情報に関する詳しい情報はこちらをご覧ください。
お問い合わせ 【組織名】 健康推進部 健康増進課
【連絡先】 098-898-5583 (代表) 098-898-5585 (FAX)
【窓口】 宜野湾市真栄原1-13-15(宜野湾市保健相談センター内)
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